外の空気は冷たくひんやりと頬を冷やします。
 緑の木の下を二人の少女が通り抜けていきます。
 旅の途中で、少し前まで遠くに見えていた山には白い雪が見えて、ルルカはずいぶんと近くにまで来ていたのだとその山の頂を眺めました。
 「あの山ね… 全身の毛が真っ白な狼が出るのよ。真夜中に遊んでる悪い子を食べに降りてくるんですって」と、リタリがルルカの隣に立って言いました。
 ルルカはこの村に来る前に、父さんから、あの山には精霊が住んでいるんだと聞いていましたので、リタリにそれを言うと、彼女は不思議そうな顔をしました。
2008.07.12 Sat l ルルカの日記 l COM(0) TB(0) l top ▲